赤エビ|海の図鑑
2022/4/6 4:58:12海の図鑑
赤エビとは、西日本を中心に穫れる小型のエビのこと。唐揚げやむきえびなどで美味しく頂けます。
また「海老で鯛を釣る」という言葉があるように、マダイ釣りなどの釣り餌に使われることも。
昔から身近に用いられてきた「赤エビ」の話、ぜひ目を通してみてください。
赤エビの特徴
名称 | 赤エビ |
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和名 | 赤海老、赤蝦 |
英語名 | whiskered velvet shrimp |
学名 | Metapenaeopsis barbata |
分類 | 十脚目クルマエビ科アカエビ属 |
体長 | 8~10cm程度 |
重さ | 15~20g程度 |
分布 | 房総半島から東南アジア |
食べ方 | 刺し身、唐揚げ、干しエビ、むきえび |
水深5~30m程度の、底が砂泥となっている内湾に生息する小型のエビ。有機物やプランクトンなどを食べて育ちます。
産卵期は7~8月で、産卵が済んだ赤エビは1年の寿命を終えます。
東日本より西日本の方が漁獲量が多く、底引き網漁などで水揚げされますが、サルエビ、トラエビ、キシエビなど別種の小エビも区別されずに「赤エビ」として扱われることが多いです。
またアルゼンチンアカエビなど「赤いエビ」が「赤エビ」と呼ばれる場合もありますが、エビの種類としては別種となります。
水揚げされた赤エビは食用となるほか、マダイ釣りなどの釣り餌にも用いられます。
まとめ
画:瑞吉
赤エビは小さくて寿命も短めですが、美味しい食材として、釣り餌として、人の暮らしを支えています。
「赤エビ」と呼ばれるエビにはいくつか種類があるので、見かけたら「どの種類のエビかな?」と考えてみるのも楽しいですね。
挿入絵画・作者紹介
瑞吉
1991年 岩手県釜石市に生まれる。小さな頃から自然の中で、絵を描き物を作り遊ぶ。
2011年 上京。都会になじめず独学で絵を描いていたが、禅に触れ水墨画を描き始める。
2016年 子ども達向けアートワークショップを始める。
2020年 アートとものづくりの教室「遊び野ASOBINO」運営。石絵具を作り始める。
美術を学びながら水墨画を描き、アートと自然を通し楽しみ続け、現在にいたる。横浜市在住。
使用画材
石絵具・松煙墨・岩絵具・顔彩・修善寺紙