シーグラスの見つけ方は?拾える場所は?5つのポイントと注意点まとめ
2022/3/30 11:45:33海のマナー/ルール
最近じわじわと人気が出てきている「シーグラス」、知っていますか?
海岸や大きな湖の湖畔で見つかるガラス片のことなのですが、波に揉まれて角の取れた小片となり、曇りガラスのような風合になったものです。
アクセサリーにインテリア、DIYなど使い方は人それぞれ。世界にたったひとつの素敵なアイテムになります!
この記事ではシーグラスを見つけるための5つのポイント、拾える場所、注意点をご紹介します。
海の宝石「シーグラス(sea glass)」とは
シーグラスとは、浜辺や海辺に漂流して流れ着いたガラス片のこと。
「ビーチグラス」とも呼ばれ、長い年月をかけて波や水の中で揉まれてきたことで角がなく丸い形になっていきます。
普通のガラスのような透明感はあまりなく、表面は曇ったような風合いをしています。
シーグラスの魅力
金継ぎも例えばシーグラスや違う素材のものを継いだり、欠けた状態で残したり、模様を継ぎ足したりと、足し算引き算で修復だけではない新しいアートに生まれ変わるんだなぁと思った。素晴らしい芸術だと思う。 pic.twitter.com/ptQA5moFjq
— Green Pepper (@r2d2c3poacco) March 4, 2019
出展:Twitter
波に揺られ、自然に削られたシーグラスの独特な風合いは人工的に作り出すことは出来ないもの。ひとつとして同じものがないところが大きな魅力です。
またシーグラスには定番の青・水色・緑・白のほか、赤・黄色・紫といったレアなシーグラスもあります。
子供と一緒に家族みんなで楽しめる、海の宝探しですね。
拾ったシーグラスは、箸置きにしたり、アクセサリーや自宅の装飾、DIYに使ったりと用途は様々。夏休みの自由研究にもおすすめです。
シーグラスを拾うときにあると便利なもの
●海のセット
日焼け止め、着替え、ビーチサンダル、帽子、タオル、飲み物など、普段海に行くときに必要なもの
●軍手、手袋
シーグラスを拾うときに使います(シャベルなどもあると便利です)
●袋、箱
拾ったシーグラスを入れます
●カメラ
保管が難しいものは写真を撮ってもいいですね
●ルーペ
小さいシーグラスを見るときにあると便利です
●ゴミ袋
シーグラスを拾うときにゴミも一緒に拾えるといいですね
シーグラスを拾うときの注意点
海岸や浜辺にはシーグラス以外にもたくさんの漂着物があります。
毒を持った生きものや、医療廃棄物などもあります。医療廃棄物は触るとケガや感染症のリスクがありますし、振動や衝撃を与えると暴発する恐れがあるものも流れてくるのでとても危険です。
また、中身の入ったジュースや缶詰、得体の知らないものが入った瓶なども決して蓋を開けてはいけません。危険物も多く確認されていますので、絶対に触らないようにしましょう。
見知らぬものには触れないのが、一番の危機回避になります。
出典:写真AC
シーグラスの見つけ方と拾える場所|5つのポイント
では、シーグラスはどこで見つけることができるのでしょう。
シーグラスの見つけ方のポイントを5つご紹介します。
【シーグラスの見つけ方①】サラサラの砂浜ではなく●●が多いところに行こう
実はサラサラした砂浜ではなく、小石がごろごろ転がっていたり、海藻が多く打ち上げられていたりする場所はシーグラスを含め、漂着物が多いスポット。
また、波打ち際よりも少し岸側(内側)にあることが多いようです。波打ち際から見ると岸側に満潮時に積み上げられた小石の小山(2~30cmぐらい)が海沿いにあると思います。そういう場所や、海藻が打ち上げられている中にも隠れているかもしれません。
【シーグラスの見つけ方②】潮の満ち引きをチェックしよう
事前に潮見表を確認しておきましょう。
波に乗って浜辺に流れてくるシーグラスは海の潮が満ちている時間は見つかりにくいうえ、満潮時は探すポイントも少なくなり危険度も増します。
干潮より少し前の時間を狙って探してみてください。だいたい干潮時間の1、2時間前くらいがシーグラス探しにはベストです。
ただ、潮の満ち引き・波の動きも大切ですが、何より地形的にみて漂着物が流れてきにくい場所もありますのでご注意ください。
【シーグラスの見つけ方③】人の利用が少ない海岸を選ぼう
海水浴場として知られている海は定期的に漂着物が撤去されてキレイな状態になっています。そのため、なるべく利用されていない海岸が狙い目です。
浜辺に着いたら、最初に流木や海藻、貝殻が溜まっている漂着物の中から攻めましょう。遥か遠い異国の地から流れ着いたお宝がある確率が高い場所です。
【シーグラスの見つけ方④】天気や季節によって拾いやすくなる?
季節的には、夏より冬の方がよく拾えるようです。
夏は人出が多くなるため海岸を清掃する頻度が高まり、シーグラスを含む漂着物が片付けられてしまうことなどが主な原因です。
また、晴れた日はシーグラスがキラキラと光り輝くので見つけやすくなります。
台風など海が荒れた日の後は漂流物が多くシーグラスが見つかりやすいと言われることが多いのですが、台風直後はまだ風が強く波も高いので非常に危険です。
【シーグラスの見つけ方⑤】ひとつのシーグラスを見つけたら周辺も探そう
シーグラスはたいてい同じ潮の流れにのってやってきます。
シーグラスが見つかったら、その近くに他のシーグラスもある可能性が高いので、周りをよく探してみてください。
まとめ:シーグラスの見つけ方のポイントは海岸の状態にあり!
いかがでしたか。
シーグラスは小石が多い浜辺や海岸や、人気の多いビーチではなく、比較的そのままの自然が保たれている場所で多く見つかることがわかりました。
近くの海をお散歩しながら、のんびりシーグラスを探すのもおすすめです。
ただ、シーグラスを探す時には、ケガなどに気を付けましょう。
自然環境の中でのアクティビティーなので、事前に下調べをしてルールや注意点を守って安全に楽しんでくださいね。
出展:Pixabay