わかめ|海の図鑑
2022/4/1 3:24:30海の図鑑
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日本の食卓に欠かせない食材と言えば「わかめ」。
低カロリーで水溶性食物繊維も豊富なため、ダイエット食材や健康食品としても注目されています。
この記事では、そんな「わかめ」の知られざる一面をご紹介します。
わかめの特徴
名称 | わかめ |
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和名 | 和布、若布、稚海藻、裙帯菜 |
英語名 | wakame seaweed |
学名 | Undaria pinnatifida |
分類 | コンブ目チガイソ科ワカメ属 |
体長 | 35~100cm(最大300cm)程度 |
重さ | 6~60g程度 |
分布 | 北海道室蘭以南~九州までの各地 |
食べ方 | 茹でる、和える、煮る、汁物、酢の物、サラダなど(カルシウム、ビタミンK、鉄分、マグネシウム、食物繊維を含む) |
鉄分やミネラルが豊富で、デトックス効果の高いカリウムや、腸内環境を整える食物繊維も豊富。おいしくて何にでも合って健康にも良いわかめは、日本では縄文時代から食べられていました。
釣り場でもよく目にするわかめですが、食用にする国は日本・韓国などごく一部。
英語には「わかめ」を指す単語がなく、「seaweed」(海藻)とひとくくりにされているくらいです。
もともと日本海域だけに生息したわかめですが、アメリカやオーストラリア、地中海などでも繁殖するようになり、「世界の侵略的外来種ワースト100」に選出されてしまう(※1)という黒歴史もあります。
※1 出典:環境省自然環境局
まとめ
画:瑞吉
わかめは太古の昔から日本人の美と健康を支えてきました。
世界でもわかめを食べる国は少ない、海外では「侵略的外来生物」と呼ばれるなど意外な一面もありますが、日本人にとってわかめはまさに「共生的健康食材」です。
挿入絵画・作者紹介
瑞吉
1991年 岩手県釜石市に生まれる。小さな頃から自然の中で、絵を描き物を作り遊ぶ。
2011年 上京。都会になじめず独学で絵を描いていたが、禅に触れ水墨画を描き始める。
2016年 子ども達向けアートワークショップを始める。
2020年 アートとものづくりの教室「遊び野ASOBINO」運営。石絵具を作り始める。
美術を学びながら水墨画を描き、アートと自然を通し楽しみ続け、現在にいたる。横浜市在住。
使用画材
石絵具・松煙墨・岩絵具・顔彩・修善寺紙