わかめ|海の図鑑

わかめ|海の図鑑


日本の食卓に欠かせない食材と言えば「わかめ」。

低カロリーで水溶性食物繊維も豊富なため、ダイエット食材や健康食品としても注目されています。

この記事では、そんな「わかめ」の知られざる一面をご紹介します。

わかめの特徴

名称わかめ
和名和布、若布、稚海藻、裙帯菜
英語名wakame seaweed
学名Undaria pinnatifida
分類コンブ目チガイソ科ワカメ属
体長35~100cm(最大300cm)程度
重さ6~60g程度
分布北海道室蘭以南~九州までの各地
食べ方茹でる、和える、煮る、汁物、酢の物、サラダなど(カルシウム、ビタミンK、鉄分、マグネシウム、食物繊維を含む)

鉄分やミネラルが豊富で、デトックス効果の高いカリウムや、腸内環境を整える食物繊維も豊富。おいしくて何にでも合って健康にも良いわかめは、日本では縄文時代から食べられていました。

釣り場でもよく目にするわかめですが、食用にする国は日本・韓国などごく一部。
英語には「わかめ」を指す単語がなく、「seaweed」(海藻)とひとくくりにされているくらいです。

もともと日本海域だけに生息したわかめですが、アメリカやオーストラリア、地中海などでも繁殖するようになり、「世界の侵略的外来種ワースト100」に選出されてしまう(※1)という黒歴史もあります。

※1 出典:環境省自然環境局

まとめ

わかめ|海の図鑑_文中画像

画:瑞吉

わかめは太古の昔から日本人の美と健康を支えてきました。

世界でもわかめを食べる国は少ない、海外では「侵略的外来生物」と呼ばれるなど意外な一面もありますが、日本人にとってわかめはまさに「共生的健康食材」です。

挿入絵画・作者紹介


瑞吉

1991年 岩手県釜石市に生まれる。小さな頃から自然の中で、絵を描き物を作り遊ぶ。

2011年 上京。都会になじめず独学で絵を描いていたが、禅に触れ水墨画を描き始める。

2016年 子ども達向けアートワークショップを始める。

2020年 アートとものづくりの教室「遊び野ASOBINO」運営。石絵具を作り始める。

美術を学びながら水墨画を描き、アートと自然を通し楽しみ続け、現在にいたる。横浜市在住。

使用画材

石絵具・松煙墨・岩絵具・顔彩・修善寺紙

わかめ