猛毒で死ぬって本当?海の危険生物7種類を一覧でまとめてみた

猛毒で死ぬって本当?海の危険生物7種類を一覧でまとめてみた


地球の表面積の70%を占める海。そこには多種多様な生き物が棲息しています。

その中には「刺されたらヤバい!」と恐れられる危険生物もいっぱい。

この記事ではそんな海の危険生物7種類をご紹介します。

生息地や危険性、注意点も一覧でまとめていますので、スポーツやレジャーで海を楽しむ前にぜひお読みください。

有毒の棘が体内に残ってしまう危険生物!ウニの仲間「ガンガゼ」

出典:Twitter

「ガンガゼ」は房総半島、相模湾から南の沿岸部に分布するウニの一種で、岩場やテトラポットの下などに生息しています。

石鯛釣りのエサに使われたり「サクラウニ」として食用で販売されたりもしますが、実はかなりの危険生物。

全身が長さ30cm程度にもなる鋭利な棘に覆われ、刺されると焼けるような激痛とともに炎症を起こします。筋肉の麻痺や呼吸困難になることも。

棘は折れやすく、体内に残ってしまうこともあるのでやっかいです。

応急処置としては下記がありますが、医療機関で適切な治療を受けることが重要です。

□棘が残っていれば、直接触らないようにしてまっすぐに抜く。
□棘はもろく、ピンセットでは砕けてしまうこともある。細かい棘は針等を使って、丁寧に取り除く。
□痛みが弱くなるまで30分~1時間程度、患部を40~45℃の湯につけ、毒(タンパク毒)を不活性化させる。又は、食酢を浸したガーゼを患部に当てて、痛みを和らげる。
□皮膚下に残った棘もいずれは分解されるか抜けることが多いが、放置すると炎症が長引く恐れもあるため、医療機関を受診する。診療科は医療機関の指示に従う。

出典:国土技術政策総合研究所ホームページ

フグと同じ猛毒を持つ危険生物!小さくて目立ちにくい「ヒョウモンダコ」

出典:Twitter

刺激を受けると鮮やかな黄色に青色のヒョウ柄が浮かび上がる「ヒョウモンダコ」。

元来、西太平洋熱帯域・亜熱帯域に分布していましたが、海水温の上昇により日本では千葉以南でも確認されています。

一見可愛らしい小型のタコですが、フグ毒として有名な神経毒の「テトロドキシン」を持ち、咬まれると呼吸困難に陥って死亡する例も。

もし咬まれても、毒を直接口で吸い出してはいけません。必ず医療機関で治療を受けましょう。

参照:島根県公式サイト

アナフィラキシーショックが怖い危険生物!クラゲの仲間「カツオノエボシ」

出典:神奈川県YouTube

「カツオノエボシ」は強い毒を持つクラゲの一種で、刺されると電撃を受けたような鋭い痛みが生じます。

また、スズメバチと同じく、2度目に刺されるとアナフィラキシーショックで死に至る危険性もあります。

海岸に打ち寄せられることも多く、その青い風船のような姿にはつい興味をそそられるのですが、決して触ってはいけません。

たとえ死骸でも、刺激によって毒が入った刺胞が発射されることがあります。

刺された場合はすぐに医療機関で手当てを受けましょう。以下に注意点を引用します。

皮膚に刺さった触手をそっとはがし(素手で触手を触らないでください)、速やかに医療機関で医師の診察を受けてください。
※ 消毒に真水や酢を用いると逆効果となるため、使用しないでください。

出典:神奈川県公式サイト

沖縄の海に多い危険生物!触手に毒がある「ハブクラゲ」

出典:海上保安庁公式Twitter

「ハブクラゲ」は強い毒を持つクラゲで、名前の由来である毒蛇「ハブ」と同様、沖縄などの砂浜や入江に多く生息しています。

触手には刺激を受けると飛び出す刺胞と呼ばれる毒針があり、刺されると激痛を伴なってミミズ腫れのようになるのが特徴。

沖縄では複数の死亡例が報告されている、危険な生物です。

刺された場合は医療機関で治療を受ける必要があります。

応急処置のポイントを以下に引用するので、特に絶対やってはいけないことをチェックしてください。

刺されてしまったら
1.すぐに海からあがる。
2.食酢をたっぷりかけて、触手を洗い落とす。
触手に真水、アルコールをかけると未発射の刺胞を刺激するので絶対しないこと。
また、砂をかけて払い落とすと未発射の刺胞が発射してしまうので絶対しないこと。
3.食酢をかけても触手が剥がれないときは指先で優しく取り除く。
4.痛みがひどいときは、氷または冷水で冷やすと痛みが和らぐ。
5.医療機関で治療を受ける。
呼吸停止・心停止に陥った場合はすぐに心肺蘇生法を開始すること。

出典:沖縄県公式サイト

イソギンチャクの中で毒が最も強い!沖縄などに棲む危険生物「ウンバチイソギンチャク」

出典:Twitter

世界一危険なイソギンチャクと言われるのが、沖縄に生息する「ウンバチイソギンチャク」。

サンゴ礁にとけ込むように生息しているため、シュノーケリングなどで気づかずに触れて大事故になることがあります。

触らないことが重要なので、シュノーケリングやダイビングではウェットスーツやラッシュガードなどを身に着け、肌の露出を避けましょう。

万一刺されてしまった場合は、医療機関で治療を受けましょう。応急処置のポイントを以下に引用するので、特に絶対やってはいけないことをチェックしてください。

被害に遭ってしまったら
1.すぐに海からあがる。
2.海水をかけて、刺胞球を洗い落とす。
触手に、真水、アルコール酢をかけると未発射の刺胞を刺激するので絶対しないこと。
また、砂をかけて払い落とすと未発射の刺胞が発射してしまうので絶対しないこと。
3.痛みがひどいときは氷または冷水で冷やすと痛みが和らぐ。
4.医療機関で治療を受ける。
症状が長引いたり、腎臓が悪くなる場合もあるので必ず医療機関を受診して下さい。

出典:沖縄県公式サイト

コブラの仲間で神経毒を持つ危険生物!沖縄などに多い「ウミヘビ類」

出典:Twitter

沖縄などに多く見られる鱗のあるウミヘビ類はコブラの仲間で強い神経毒(ハブ類の50~70倍)を持っています。

ただし、むやみに手を出さなければ自ら攻撃することはほとんどありません。見かけても触らないようにしましょう。

ウミヘビと呼ばれる生物の中には毒を持たない種類もいるため、咬まれても中毒症状が出ないケースもありますが、油断は禁物。

もし咬まれてしまったら死亡する可能性もあるので、必ずすみやかに医療機関を受診してください

参照:国土技術政策総合研究所ホームページ (左記をもとにUMILABにて編集)

サンゴ礁で注意したい危険生物!刺されると激痛が走る「オニヒトデ」

出典:Twitter

太平洋などのサンゴ礁に広く分布し、大量発生するとサンゴを食い荒らしてしまうことでも有名な「オニヒトデ」も、毒を持つ危険生物です。

大きさは30cm~40cmほどで色は灰色、オレンジ、青などさまざま。

全身が棘で覆われたいかにも危険そうな外見で、刺されると激痛に見舞われ、数時間から数日続きます。

もちろん素手で触るのはNG。また、サンゴ礁を歩くときには底の硬い靴で防御しましょう。

もし刺されてしまったら、すぐに医療機関で治療を受けてください。応急処置のポイントを以下に引用しますが、受診は必須です。

刺されてしまったら
1.軽く刺さった棘は取り除く。
棘を取り除く際には、必ずまっすぐに抜く。曲げたりゆすったりすると、棘が折れて体内に残ってしまう。
2.痛みを和らげるため、患部を40~45度のお湯につける。
やけどしないよう、お湯の温度に気をつける。
3.医療機関で治療を受ける。

出典:沖縄県公式サイト

まとめ:海の危険生物と出会って死ぬ例は少ない!適切な対処を心がけよう

出典:Twitter

海には危険生物が多く生息しており、咬まれたり刺されたりした場合、死に至るケースがあるのも事実です。

最近は地球温暖化に伴って生息域が北上している傾向があり、以前はいなかった危険生物との遭遇率も高くなっています。

海では身を守るための装備を整える、危険な生物には近づかないなど、適切な予防策を心がけましょう。

また、刺されたり咬まれたりした場合は、できるだけ早く医療機関で治療を受けることが何よりも重要です。

万一の場合にも落ち着いて対応できるよう、海の危険生物を見極め、十分な知識をあらかじめ持っておきましょう。

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